甘い食べ物と顔にきびの関係は?チョコレートでにきびが出来る?

甘い食べ物と顔にきびの関係は?チョコレートでにきびが出来る?

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甘い食べ物と顔にきびの関係

大人になってからも繰り返して出てくる顔にきびや、にきび跡のクレーターに悩んでいます。顔にきびができる原因で、自覚していることのひとつには、甘い食べ物が昔から大好きということがあります。

できるだけ甘い食べ物は控えるようにしていますが、どうしても甘いものが食べたいと心から思う時もあります。また、人との付き合いで食べてしまう時なども多くあります。

顔にきびができるメカニズムなどがわかれば、もしかすると甘い食べ物を食べられる方法があるかもしれないと思い、調べてみました。

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顔にきびができるメカニズム

甘い食べ物を食べると、顔にきびができるのはどうしてなのでしょうか。
甘い食べ物に含まれている栄養素が問題で、代表的な栄養素のひとつである糖分は、食べ物として摂取すると、身体の中でブドウ糖や果糖、ガラクトースといった単糖と呼ばれる物質に変化します。
単糖となった糖は、小腸で吸収され、毛細血管に乗って、肝臓に運ばれ、さらにグルコースという物質になります。グルコースは身体の隅々まで運ばれていき、身体を動かすエネルギーとなります。そのため、糖質そのものは、身体にとって必要なものです。

しかし、糖質は必要な栄養素だといっても、甘い物などに含まれている糖質は。身体にとって必要とされる量よりも多いことがほとんどです。
そのため、糖を分解をする、代謝というはたらきに必要となってくるビタミンB1をはじめとするビタミンB群や、ミネラルが大量に使われることになり、不足してしまいます。
ビタミンB群などが足りなかったため、分解が追い付かなかった糖分は、中性脂肪となって身体に貯まることになります。
中性脂肪が多くなると、皮脂の分泌が多くなり、毛穴が詰まるようになり、結果としてにきびの原因となってしまうのです。

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代謝に必要なビタミンB群

糖質の代謝には、ビタミンB1の他にも、ビタミンB2なども多くかかわっています。ビタミンB2は、ビタミンB群の中でも、皮脂の分泌に大きく関わり、肌を健康にするはたらきがあることから、甘いものを食べすぎてビタミンB2が不足すると、すでにできているにきびがさらに悪くなることもあります。

同じくビタミンB6も、甘いものに多く含まれている脂質を代謝するために多く使われます。皮膚や粘膜などの健康に保てるようにはたらいていて、さらに、にきびができる原因のひとつといわれている、ホルモンバランスをコントロールするはたらきもあります。

そのため、甘いものを大量に食べてしまうと、皮脂が多くなり、つまりやすくなり、結果的ににきびができたり、悪化することにつながってしまうのです。

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おすすめの甘い食べ物

ただ、甘いものを食べるのはすべてダメ、というわけではありません。
食べたいものを全くとらないことによって、強いストレスを感じてしまい、肌にとって大敵だといわれている、活性酸素の増加につながり、肌の老化につながってにきびができることもあります。
脂質や糖質の摂りすぎと、ビタミンB群の不足が主な原因ですので、食生活に気を付けながら、適度に甘い食べ物を楽しむことは可能です。

同じ甘い食べ物でも、糖質や脂質が多く含まれている生クリームが大量に含まれているお菓子よりも、寒天や小豆、きなこなどを使った和菓子は、脂質の割合少な目です。
和菓子はカロリーも抑えめで、栄養価も高いことから、にきびをあまり気にせずに食べることができます。
小豆を使ったお菓子も、食物繊維や、糖質の代謝に必要なビタミンB1が含まれているので、ちょっと食べるのにぴったりです。

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チョコとにきびとの関係

また、チョコレートは、にきびができると思われている代表的な甘い食べ物です。しかし、チョコレートそのものには、にきびと直接の関係はないとされています。
アメリカ食品医薬品局という、アメリカで商品の安全性など審査する政府の機関は「チョコレートを多く食べることと、にきびができることは、科学的な根拠はない」と発表をしています。アメリカの大学でも、チョコレートはにきびの悪化の原因ではない、といった研究が報告されています。

チョコレートは、カカオという植物の豆を皮をむいて発酵させたものからできています。
原料のカカオそのものは甘くありません。
脂質が多く含まれていますが、身体にとって良い効果をもたらす、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸といった脂質で、抗菌やコレステロール値を調整するはたらきなどがあります。そのほかにも、ポリフェノールや食物繊維などの栄養を多く含んでおり、にきびとは関係ないといわれています。

チョコレートを食べるとにきびになるのは、チョコレート製品に加工する際に加えられる、砂糖やバター、生クリーム、トレハロースや油脂などの材料や添加物が関係しています。チョコレートを甘く、おいしくするために加えられる材料が原因となって、皮脂が多くなり、顔にきびができるのです。

チョコレートには、ポリフェノールの他にも、リラックス効果があるともいわれており、チョコレートが好きで、どうしても食べたい際には、成分表示を見て、カカオマスの比率が高く、糖分や脂質がカットされている製品を選ぶようにすることで、にきびができることを予防することができるといえます。

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フルーツは間食におすすめ

さらに、甘い物の中でも、ビタミンが豊富に含まれている果物を食べるようにこころがけると、肌にとって良いといえます。
お腹がちょっとすいた、どうしても甘いものを食べたい、という時にはフルーツや野菜をミックスしたスムージーや、ドライフルーツなどを口にするようにしましょう。
最近はグラノーラブームによって、以前よりも多くの種類のドライフルーツが販売されています。果物を間食として食べることで、空腹を抑えられますし、肌にとっても良い効果が期待できます。

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生活習慣改善でにきび予防

そのほかにも、日ごろの生活習慣などに気を付けることで、顔にきびができることにつながります。
甘いものを食べる場合には、できるだけ空腹時は避け、食後に食べるようにこころがけましょう。空腹時ですと、つい過剰に食べてしまいがちですが、ある程度食べた後であれば、食べる量を抑えることができます。

甘い食べ物だけでなく、辛い食べ物を控えめにすることも大切だといえます。辛い食べ物も、皮脂が多く分泌される原因となりますので、辛すぎる食事を制限することも必要です。
一見、身体に良いイメージがある清涼飲料水にも、実は多くの糖分が含まれていますので気を付けましょう。

また、日ごろから糖質の代謝に必要なビタミンB群を多く含む野菜を中心とした食事を積極的に取るようにすることも大切です。不足しがちだと感じるようであれば、サプリメントなどを併用するのもおすすめです。

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