何をやっても治らないニキビは、遅延型アレルギーのせいかも?自分が遅延型アレルギーかどうかを知る方法

何をやっても治らないニキビは、遅延型アレルギーのせいかも?自分が遅延型アレルギーかどうかを知る方法

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食物アレルギーでニキビができることもある

ニキビの原因と言えば「間違ったスキンケア」「栄養バランスの乱れ」「不規則な生活」などが挙げられるのが一般的です。しかしいろいろな方法を試してもニキビが改善しない人の場合は、遅延型食物アレルギーの症状である可能性があります

食後すぐに症状が出るものを即時型食物アレルギーと言い、給食による児童死亡のニュースなどで広く知られている食物アレルギーはこれになります。一方、遅延型食物アレルギーは一般的にイメージされる食物アレルギーと違い、アレルゲンを摂取したあと6時間以上経過してから症状が出ます

アレルゲンの摂取と症状の発症までの時間が長いので、本人も因果関係に気付きにくい傾向がありますが、アレルゲンを排除することで症状の改善が可能です。遅延型食物アレルギーによる症状は多岐に渡りますが、外皮系の症状にはニキビ、アトピー性皮膚炎、湿疹などがあります。

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遅延型アレルギーの検査方法

他のアレルギー検査と同様に、血液検査を行う場合が多いです。食品のたんぱく質を使ったパッチテストで検査する方法もあります。しかし食物アレルギーの場合は実際にアレルゲンの可能性がある食品を少量摂取し、経過観察を行う「経口負荷試験」がもっとも確実です。

血液検査やパッチテストの場合は、症状が出ていなくても体内に抗体がある食品は陽性になります陽性反応が出る食品が複数ある場合は、今現在発症しているニキビの原因を特定するのが少し難しくなります

経口負荷試験についての詳細とデメリット

経口負荷試験の実施方法

食品を摂取して様子を見る検査方法は、アナフィラキシーショックなど重篤な症状を引き起こす可能性もあります。そのため経口負荷試験を行う場合は日帰り入院または1泊入院し、医師の監視下の元で検査を行います。日帰り入院の場合も、検査で重い症状が出た場合はそのまま入院となります。検査はアレルゲンの可能性がある食品を少量ずつ摂取しながら、異常が出ないか時間をかけて観察します。

経口負荷試験のデメリット

1品目ずつ実際に食べて様子を見るのでニキビとの因果関係を立証しやすく、アレルゲンを確実に排除できる方法です。しかし対応できる医療機関が少なく検査のための拘束時間も長いことがデメリットです。また1日に検査できる品目が1品目程度なので、多くの食品について検査したい場合は長い期間が必要になります。

1回の検査費用の相場は2~3万円程度。検査品目数が多くなれば検査費用も大きな負担になります。被験者が子供の場合は自治体によって助成金が出る場合もあるので、居住地域の自治体に問い合わせてみましょう。

経口負荷試験を希望する場合は、血液検査で疑わしい食品の品目数を絞って行うのが現実的です。血液検査では、1回の採血で96品目程度の食品について調べることができます。

血液検査でアレルゲンを調べる場合

病院で検査を受ける場合

こちらも最大品目数を検査できる医療機関が限られていますが、一般的な内科アレルギー科のクリニックなどでもある程度の品目数までは検査が可能です。5大アレルゲンをはじめ果物などもある程度調べられるので、かかりつけの医療機関で検査を受けてみて、反応の出る食品が見つからなければ詳しく調べられる医療機関を受診してもよいでしょう。

通常の内科での血液検査は保険適用になりますが、遅延型食物アレルギーを専門に治療している医療機関では自由診療の範疇となります。保険診療ではないので医療機関によって費用が異なりますが、3~4万円程度が相場です。

市販のキットで検査する場合

遅延型食物アレルギーの血液検査を郵送で行うためのキットも市販されています。キットに付属の針で指先を少し傷付けて採血し、返送するとひと月程度で検査結果を知ることができます。

遅延型食物アレルギーの血液検査ではIgAとIgGと言う抗体について調べますが、両方の抗体を調べられるキットで5万円程度です。

血液検査で陽性反応が出た場合

専門機関で経口負荷試験を受けるか、根気はいりますが自分で調べる方法もあります。陽性反応が出た食品が1品目であれば、しばらくその食品を排除して様子を見ます。食品の排除以外の条件を変えずにニキビが改善するようなら、その食品がニキビの原因と言うことになります。

陽性反応が出た食品が複数品目ある場合は、反応が出た食品をすべて排除してしばらく様子を見ます。排除した食品の中にニキビの原因となっているものがあれば、ニキビが改善するので遅延型食品アレルギーによるニキビだとわかります。

お肌の状態が落ち着いたら、今度は排除した食品を1品目だけ摂取します。ニキビが再発すれば、その食品はあなたのニキビの原因なので今後も排除します。ニキビが再発しなければ、ニキビの原因はその食品ではないと言うことです。摂取した食品の結果が出たら、別の1品目を摂取して様子を見ます。このようにして、ニキビの原因になっている可能性がある食品を1品目ずつチェックして調べます。

ただし、過去にアレルギーの可能性がある重篤な症状を引き起こしている人の場合は無理をせず、専門医に相談するようにしてください。極度のアレルギー体質の場合は、命に関わる症状が出る可能性があるので充分な注意が必要です。

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アレルギーを抑制には乳酸菌も有効

最近は専門家の間で、アレルギーと腸内環境の関係が注目されています。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスによって、アレルギーが悪化したり緩和することがわかってきたのです。腸の善玉菌と言えば乳酸菌です。乳酸菌にもいろいろな種類がありますが、いずれの種類も人間の体に欠かせないものです。

特定の種類の乳酸菌を効果的に摂取するなら、乳酸菌の種類が明記されている機能性食品やサプリメントがおすすめです。きらりのおめぐ実も乳酸菌の一種として扱われるビフィズス菌を手軽に摂取することができます。ビフィズス菌には悪玉菌を減らす働きがあるので、アレルギーを抑制する効果も期待できます

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コメント

  1. […] ニキビができる原因はさまざまですが、食べ物によるアレルギーが原因になっている人もいます。遅延型食物アレルギーと言って、食後何時間も経ってから症状が出るので症状との因果関係に気がつきにくい傾向があります。自分が遅延型アレルギーかどうかは、医療機関や市販のキットで調べることができます。こちらに詳しいのでご参照ください。 […]

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