妊婦(マタニティ)ダイエットの方法は?体重管理は必要?

妊婦にも必要なダイエット

妊娠をした女性は、お腹の中に子どもがいるという特殊な状況にあることから、妊娠する前と比べて、身体にいろいろな変化が起こってきます。

妊娠している約8ヶ月の間には、自分自身でも驚くほど体調が変わったり、精神的にも変化が起こりやすくなります。
同じ妊婦同士でも個人の差がとても大きく、また同じ人でも、たとえば第1子を妊娠している時は体調はとても良かったのに、第2子の時は入院をした、など体調の悪さや度合いなどが違ってくるといったことも珍しくありません。

妊婦に起こる食欲の変化

妊娠中に起こる変化のひとつに、食欲に関することが挙げられます。
妊娠中期から後期にかけて、とにかく空腹感を感じるようになったり、何かある特定の物をやたらと食べたくなったりする時期がある方もいます。

また、妊娠初期に起こることが多いつわりにも、食欲は関係してきます。
いうと、食べ物を受け付けなくなったり、ひどいときには飲み物も受け付けなくなったり、ちょっとした匂いをかぐだけでも、嘔吐をしたり等、食べられないというイメージが強いようですが、実は「食べづわり」と言って、胃が空腹になると、不快感が生じ、気持ちが悪くなる、常に何か口に入れておかないと具合が悪くなる、というつわりが起こる人もいるのです。

妊娠中の体重コントロール

食欲を抑えることが難しかったり、何か食べないといけない、という状況ですと、どうしても伴ってしまうのが体重の増加です。
妊娠をしている女性は、お腹の中にいる赤ちゃんの分と2人分になるので、妊婦が食べることは良いこと、たくさん食べるべきだと思われていた時代もありました。今もそのような考えをお持ちの方もいらっしゃるようです。
しかし、現在においては、妊娠をしている妊婦は、妊娠をする前と比べて、出産に必要とされている重さ以上、体重が増えることは望ましくないという考え方が一般的となっています。
妊娠中に妊婦検診を受ける際には、どこのクリニックにおいても、毎回体重を測定します。そして、助産師によって、「体重コントロール」という指導が行われています。
体重コントロールが行われるのは、体重が増えすぎてしまうと、出産時にトラブルが起こりやすいことが一番大きな理由です。

妊婦が体重増加することのリスク

妊娠中の体重が増えると、以前は妊娠中毒症と呼ばれていた、妊娠高血圧症候群という症状や、糖代謝異常、いわゆる妊娠糖尿病などにかかりやすくなります。
妊娠高血圧症候群の症状が現れると、胎児と母体を繋いで、酸素を胎児に送る胎盤のはたらきが弱くなってしまうことがあります。
入院をしたり、胎児の状態が危険だと判断されると、急きょ帝王切開になることもあります。
また、胎児が大きくなりすぎてしまったり、お産が近づいても陣痛が付きづらくなったり、産道などに脂肪が付いてしまうことによって、お産がスムーズに進まない等、難産となるリスクが高くなります。

妊娠中の適正な体重増加

妊娠中はどのくらい増えるべきか、という体重の増加の目安は、妊娠前のBMIによって、おおよそ決まっています。BMIはボディ・マス・インデックスという言葉の頭文字を取ったもので、近年良く使われている肥満の度合いを測る測定方法のひとつです。
体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)によって算出された数字で、体系を判定します。

BMIを計算した結果、8未満のやせ型体系の妊婦であれば、妊娠中にはおおよそ7キログラムから12キログラムの増加が望ましいとされています。BMIが18~24の普通体系の妊婦であれば、7キログラム程度の増加、そして、BMIが25以上の肥満体系であれば、5キログラム以内に体重の増加を抑えるべきだとされています。

妊娠をしている間、純粋に増加する体重は、胎児がおおよそ3キログラム、胎児を支える胎盤や羊水などの重さが合計1キログラム、血液が2キログラム等、合計6キログラム程度です。
これ以上体重が増えた場合は、すべて妊婦の身体についた脂肪だと考えられます。そのため、出産をした後も、そのまま脂肪となって残ってしまったり、妊娠線などが付きやすくなるといわれています。

妊娠中にダイエットのおすすめ

妊娠中は、胎児の成長にともなって体重が少しずつ増えることが理想とされます。1ヶ月に何キロも急激に増える、といったことも良くありません。
食べづわりや、どうしても食欲が止まらない場合は、ゼリーやヨーグルトなど、カロリーが少ない物を口にするようにしたり、同じ食事でも、ゆっくりよく噛んで、満腹感を得るように心がけるなど、食べ方に工夫をしましょう。
また、妊娠中の経過に問題がないと検診で言われていれば、ダ食事に気を付ける他にも、積極的にウォーキングをしたり、マタニティスイミングやヨガなどに参加して、体を動かすようにするなど、日々の運動を取り入れてダイエットをすることが必要です。
もちろん、ダイエットといっても無理は禁物で、お腹が張るような運動は特に避けましょう。
妊婦検診の際、助産師などに相談をして、アドバイスをしてもらうのも良い方法です。

妊娠をして、なるべく必要以上に体重が増えないように意識をして運動などの努力も行っているのに、どうしても体重が増加してしまう方や、お腹が張りやすい体質のため、運動できない方は、サプリメントなどを利用する方法もあります。
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