鼻は顔の中で一番、皮脂分泌が多い
皮脂がニキビの原因になることは、みなさんがよく知っているとおりです。特に鼻は顔で一番皮脂分泌が活発なため、ニキビにならないまでも鼻の毛穴の皮脂詰まりに悩む人はたくさんいます。この毛穴に詰まっている、皮脂と垢が混ざって固まったものが角栓です。ニキビの芯になっているものの正体でもあります。大人の場合は毛穴の詰まりと黒ずみまでで済むことが多いですが、若い人は鼻のニキビにも発展しやすいです。
ニキビはどこにできても嫌なものですが、鼻は人の目に触れやすいのでニキビができたときのショックや恥ずかしさも大きいです。鼻ニキビを防いでキレイなお肌を保つために、お肌に負担の掛からない角栓の取りかたをマスターしておきましょう。
やってはいけない方法
先に、角栓を取るときにやってはいけない方法も知っておきましょう。
- 毛穴パック
たくさんの角栓がパックにびっしりついてくるので爽快ですが、お肌への負担が非常に大きい方法です。角栓だけが取れればよい方法ですが、お肌の表面の角質も一緒に剥がしてしまうのでよくないのです。
必要な角質が剥がれたお肌は乾燥しやすくなるため、お肌が乾燥を防ごうとして皮脂を多く出すようになってしまいます。乾燥しているお肌は弱くなって充分に働けないので、角栓が取れて開いた毛穴も、元に戻りにくくなります。開いたままの毛穴は皮脂や汚れが溜まりやすく、ますます鼻ニキビができやすくなってしまうのも大きなデメリットです。
- 指・毛抜きなどで無理に押し出す
皮脂だけでなく、雑菌もニキビの原因です。無理に押し出す方法は指や毛抜きについた雑菌が毛穴に入り込みやすく、新たなニキビの原因になってしまいます。さらに、この方法は皮膚が傷付きやすいのもよくありません。
傷が付いたお肌は自分を守るために、ターンオーバーを遅くします。ターンオーバーがスムーズでないお肌は余分な角質が溜まりやすくなり、溜まった角質が毛穴を塞ぐので皮脂が詰まってニキビになりやすくなります。
正しい角栓の除去方法
お肌に負担をかけずに角栓を取り除くには、クレンジングが有効です。一度に全部は取れませんし、毛穴の詰まりが酷い場合はキレイになるまである程度日数もかかります。角質が毛穴を塞いでいるお肌の場合も、最初のうちは余分な角質が剥がれるだけで角栓が取れるようになるまではしばらくかかります。
ですが継続すれば必ず毛穴がキレイになり、お肌への負担もかからない方法です。再び角栓が詰まっても、お肌を傷付けていないので角質で塞がれておらず、クレンジングですぐにキレイになります。
角栓を落とす作用が強いのはオイルクレンジングです。ただし洗い上がりが乾燥しやすいので、オイルクレンジングでは乾燥し過ぎる人はミルククレンジングがおすすめです。クリームタイプ、ジェルタイプは毛穴の中まで入り込めないものが多く、毛穴の中の汚れを落とすには不向きなものが多いです。
いずれの場合も3分から長くても5分程度、指の腹を使って小さな円を描くようにクルクルとマッサージします。力は入れず、お肌を軽く撫でる程度が適切です。基本的には夜1回でキレイになりますが、皮脂汚れが酷い場合は、朝晩1日2回行います。鼻以外の毛穴も詰まっているようなら、そこもクレンジングします。
しっかりすすいで充分な保湿を
お肌に乗せたクレンジング剤が緩くなってきたら、汚れと馴染んだ合図です。水またはぬるま湯で充分にすすぎましょう。すすぎ残しがあると肌トラブルの原因になるので、できれば洗面器に溜めた水ではなく、水道から流れる水ですすぐのがベストです。ぬるま湯ですすぐ場合は、生ぬるいくらいの温度がお肌に負担がかかりません。冷たさを感じない程度の温度の水、と言うとわかりやすいと思います。
しっかりすすいだら清潔なタオルで、顔を軽く押さえるように水気を吸わせます。タオルで擦るのは絶対にNGです。すぐに保湿するのですから、完全に拭ききれなくても構いません。ニキビが酷い場合は、使うたびに新しいタオルに取り換えましょう。
ベタつきが気になるお肌であっても、洗顔後の保湿は必須です。洗顔後でもお肌がベタつく人もいますが、お肌に残っているのは油分だけで水分は全部洗い流されてしまっています。お化粧品のベタつきが苦手なら、サッパリタイプの化粧水だけでもOKなので水分だけは必ず補うようにしましょう。ルナメアACもサッパリした使用感のノーマルタイプと、しっとりタイプから化粧水を選べます。やさしく毛穴を洗える洗顔料も揃っているので、ニキビに悩んでいる人におすすめです。
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