ターンオーバーとは?
ニキビについて調べていると、「ターンオーバー」と言う言葉を目にすることが多いと思います。ターンオーバーとは細胞が生まれ変わることで、「新陳代謝」「代謝」とも呼ばれます。ニキビについての情報では主に、お肌の細胞の生まれ変わりを指しています。
適切な周期でターンオーバーが行われているお肌は、余分な角質=垢が溜まらないのでなめらかでくすみもありません。ニキビもできにくく、ニキビができても治りが早いです。細胞の入れ替わりがスムーズなので、ニキビ跡も残りにくくなります。ニキビだけでなく、余分なメラニンも排出されやすいので色素沈着が起きにくく、シミやソバカスもできにくいです。
ニキビができにくく、健康でキレイなお肌を得るために重要な皮膚の働きがターンオーバーです。
お肌の構造
ターンオーバーについて詳しく知るために、お肌の構造を知っておきましょう。お肌は大まかに分けて外側から順に、「表皮」「真皮」「皮下組織」と層になって並んでいます。
さらに表皮も一番内側から順に
- 基底層(きていそう)
- 有棘層(ゆうきょくそう)
- 顆粒層(かりゅうそう)
- 角質層(かくしつそう)
と4層に分かれています。私たちが普段目にして、お肌がキレイかどうかを判断しているのは表皮の角質層です。
このようにお肌は複数の層に分かれており、基底層で新しい細胞が生まれます。基底層で生まれた細胞は、あとから生まれる細胞に徐々に肌表面に押し上げられていきます。形状を変えながら有棘層、顆粒層を通過し、角質層の一番表面まで押し上げられると垢として剥がれ落ちます。ニキビケアの情報などで「古い角質」「余分な角質」と表現されるのは、この垢のことを指します。
そして基底層で細胞が生まれてから垢になって剥がれ落ちるまでが、「お肌のターンオーバー」です。
ターンオーバーが乱れる原因の一つは、お肌の乾燥
ターンオーバーの周期は体の部位や年齢、個人差で異なりますが、だいたい28~56日くらいと言われています。スキンケアの情報などに「お肌は28日で生まれ変わります」と書いてありますが、これは若くて正常に機能しているお肌の場合です。ターンオーバーは加齢やその他の理由で周期が乱れてしまうことがあります。
ターンオーバーが乱れる原因の一つは、お肌の乾燥です。正常なお肌は水分と油分がバリアとなって、紫外線などの刺激から守られています。乾燥したお肌にはバリアがないので、厚みを増すことで自分を守ろうとします。厚みを増すために、ターンオーバーを遅くして表面に角質を溜め込みます。本来剥がれ落ちるはずの垢が蓄積して毛穴を塞ぐので、ニキビもできやすくなってしまいます。さらに古い細胞がなかなか排出されないので、ニキビによる色素沈着などが起こりやすく、ニキビ跡が残りやすくなります。
このように、ニキビを改善するにはターンオーバーを正常に保つことが非常に重要です。
ターンオーバーを正常に保つには保湿が基本
ターンオーバーを正常な周期に保つには、しっかりと保湿することが基本です。他の要因でターンオーバーが乱れる場合も、お肌の乾燥を伴うことが多いからです。保湿でもっとも重要なのは、水分を充分に与えることです。水分を与えるケアは、どんな肌質の人にも必要です。
皮脂でお肌がベタつく人でも、水分は不足しがちです。油分は洗いかたによって残すこともできますが、水分だけは洗浄力の弱い洗いかたであっても汚れと一緒にすべて洗い流されてしまうからです。水分を充分に与えたら、必要に応じて油分も足します。
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