水泳ダイエットで痩せられない人がいる理由と、水泳ダイエットの注意点

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水泳は、理論上は非常に痩せやすいスポーツ

水泳は水の抵抗を受けながら行うスポーツのため、陸上で運動するよりも多くのカロリーを消費します。そのため、理論上は非常にダイエットに効果的なスポーツと言えます。運動による消費カロリーは年齢や性別で多少変わりますが、クロールで1時間泳ぎ続けた場合のカロリー消費量は

  • 男性1337kcal
  • 女性1039kcal

となり、平泳ぎでは

  • 男性 700kcal
  • 女性 544kcal

程度です。陸上でのスポーツの1時間あたりのカロリー消費量を見るとジョギングで

  • 男性 605kcal
  • 女性 407kcal

ウォーキングは

  • 男性 216kcal
  • 女性 168kcal

程度なので、水泳がいかに効率よく痩せられるスポーツかがわかります。しかし、中には「水泳ダイエットを始めたけれど痩せない」「始める前より太ってしまった」と言う人もいます。なぜ、そのようなことが起こるのでしょうか?水泳ダイエットで目標を達成するために、水泳ダイエットで痩せられない人の理由と注意点を見てみることにしましょう。

水泳ダイエットで痩せられない人がいる理由と、水泳ダイエットの注意点

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食事内容が原因のケース

消費カロリー以上にたくさん食べてしまう

水泳は消費カロリーが多い分、お腹が空きやすいスポーツです。しかし脂肪を減らして痩せるためには、摂取カロリーを消費カロリーより少なくしなければなりません。泳いでお腹が空いたからと言って、消費したカロリーよりも多く食べてしまっては痩せるどころか太ってしまいます。水泳ダイエットに限らず、運動によるダイエットでは「たくさん運動したから、いっぱい食べても大丈夫」と言う心理に陥りがちなので気をつけましょう

空腹感が強くたくさん食べたくなってしまったときは、食前にサラダなど低カロリーなものを食べてお腹を少し満たしておくのがおすすめです。サラダの具は野菜や海草の他に、豆腐や蒸し鶏、ゆで卵、ボイルしたイカなどを加えるとボリュームが出て満足感を感じられます。痩せやすい体作りに欠かせないたんぱく質も摂れます。油分の多いドレッシングをかけ過ぎないように注意しましょう。

外食でメニューの調整が難しい場合は、水やお茶など0カロリーの飲み物を食前にコップ1杯程度飲んでおくと、食事量を抑えられます。ダイエット食品のプレミアム酵母も持ち歩きやすい分包タイプなので、外食時の食前に飲んで空腹感を抑えるのに便利です。水泳ダイエットとの相乗効果で、より痩せやすくなります。

水泳後の水分補給にカロリーの高い飲み物を飲んでしまう

水の中なので自分では気づきにくいですが、水泳は激しい全身運動なので汗をたくさんかきます。当然、のども乾くので水分補給は欠かせません。しかし、ここで甘いジュースやコーラ、スポーツ飲料などカロリーの高い飲み物を飲んでしまうと、あっと言う間に水泳で消費した分より多くのカロリーを摂取してしまいます。

水分補給には水やお茶など、0カロリーの飲み物を飲むようにしましょう。油っこい食事が多い人には、油脂類を分解してくれるウーロン茶もおすすめです。コーヒーも、肥満傾向の人がかかりやすい2型糖尿病の発症率を下げてくれます。ただし、なるべく砂糖を入れずに飲むようにしましょう。

コーヒーが好きで砂糖を入れないと飲めない人は、ティースプーン1杯(5g)程度までなら砂糖を入れてもOKです。コーヒーと一緒に糖分を摂取する分、食事や間食で糖分を減らすようにしましょう。

食事制限と併用していて、たんぱく質が不足している

水泳ダイエットは、筋肉が付くことで基礎代謝が上がることもダイエット効果に繋がります。しかしたんぱく質が不足していると、せっかく運動しても筋肉が付きにくく、ダイエットの効果も半減してしまいます。食事のバランスがよくない人は食事制限との併用が有効ですが、たんぱく質が不足しないようにしましょう。

ダイエット中の食事制限で量を控えたいのは、油脂類と糖質です。脂身の少ない肉や、納豆などの大豆製品、イカ、乳製品(低脂肪ヨーグルトなど、脂肪分の少ないものがおすすめ)、卵などのたんぱく質はしっかり摂ります。たんぱく質はお肌や髪、爪の原料にもなるので、美容に欠かせない栄養素でもあります。

スポーツ用品売り場などで売っているプロテインも、良質なたんぱく質を摂取するのに有効です。単純にダイエット目的なら大豆プロテイン、ボディービルディングの目的もある人ならホエイプロテインが効果的です。

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体が冷えてしまうことが原因のケース

プールの中は、温水プールでも少し冷たく感じる水温になっています。一時的な寒さは体温を作るために体内の脂肪が使われるのでダイエットの助けになりますが、慢性的な冷えは寒さから体を守ろうとして皮下脂肪を溜め込みやすい体質を招いてしまいます

水中ではなるべく、常に体を動かすようにして冷え過ぎないようにしましょう。泳いだり歩いたりでもよいので、水中でじっとしないようにします。また、プールに入ったあとは温かいシャワーを浴びる、温かいお茶を飲むなどして、体を温めるようにしましょう。自宅での入浴時に、しっかり湯船につかって体を温めるのも有効です。

普段から冷えやすい人は、体を温める食べ物を意識的に食べるのもおすすめです。体を温めてくれる食べ物はいろいろありますが、野菜や果物なら寒い地域が原産の種類のもの・水分が少ない種類のものを選ぶと簡単です。

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水泳ダイエットを始めてからの期間が短すぎるケース

ダイエットは、どのような方法であっても効果が出るまでに期間がかかります。特に極端に太っているわけではない人の場合、水泳ダイエットで効果を得るには、太っている人よりも効果を感じるまでの期間が長くかかります。すごく太っている人は体重が重い分、水泳で負荷が多くかかるので、あまり太っていない人よりも早くたくさん体重が落ち始めるのです。

短期間で急激に痩せるダイエットはリバウンドのリスクも高いので、それほど太っていない人でも何ヶ月かかけてじっくり取り組むつもりで行いましょう。また、最初は体重が落ちても、長く続ける途中で変化が見られなくなる時期もあります。ダイエットはどんな方法を誰がやっても痩せない時期があるものなので、焦らず継続しましょう。

運動によるダイエットは脂肪が落ちる一方、筋肉は増えるので体重に捉われ過ぎると痩せていないように感じるかもしれません。ですが筋肉が増えれば基礎代謝が上がるので、筋力が強くなっているなら確実に太りにくい体になっています。体重の数字だけに惑わされず、健康的な体型に近づいているかどうかを大切にしましょう。

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