赤ちゃんもニキビがあるときは石鹸洗顔が必要
赤ちゃんにもニキビができます。思春期以降のニキビと同じで、過剰な皮脂にアクネ菌が繁殖して炎症を起こし、ニキビになります。生後3ヶ月までの赤ちゃんはお腹の中でお母さんからもらった男性ホルモンの影響が強いため、皮脂分泌が盛んです。新生児と暮らしたことのない人には意外かもしれませんが、産まれたばかりの赤ちゃんはオイリー肌なのです。
重症でない場合は特別な治療は必要ありませんが、ニキビができているときは顔も石鹸で洗って皮脂を落としてあげましょう。通常の沐浴でも顔を洗われるのを嫌がる赤ちゃんがいますが、石鹸を使うとなるとガーゼで顔を拭くだけのときよりも時間がかかるので、顔を洗われるのが嫌いな赤ちゃんはますます嫌がります。赤ちゃんが暴れてお湯の中に落ちては大変です。そんなときは、ご主人に協力をお願いしてみましょう。
赤ちゃんが嫌がって上手く洗えないときは、周りの人を育児に巻き込むチャンス
育児は奥さんに任せきりと言うご主人を持っているお母さんの場合は、「そんなの無理だわ」と思うかもしれません。もしご主人が「毎日早朝に仕事に出かけていって、帰ってくるのは夜遅く」と言う場合は、確かにちょっと難しいかもしれません。ですが、ある程度余暇のあるご主人なら、この機会に頼って育児に巻き込んでしまいましょう。育児に無頓着な旦那さんの場合は「自分も育児をする必要があるのだ」と実感する機会がないと永遠に奥さんに任せきりになりかねず、赤ちゃんの成長にとってもよいことではありません。
ご主人が難しい場合、赤ちゃんに歳の離れた大きい兄姉がいるならその子たちに手伝ってもらう方法もあります。赤ちゃんのお世話を頼める年齢はその子によって違いますが、小学校に上がっている年齢の子であれば、だいたいの子はやり方を教えればできると思います。兄姉にとっても、「赤ちゃんは家族みんなで育てるものなのだ」「小さい子はお世話してあげるものなのだ」と認識できるよい機会になります。それに年下の子の面倒を見ると言うのは、子供にとっても大きいお兄さん・お姉さんになったようで気分のよいものです。
夫に気分よく育児をしてもらう方法
夫の操縦法に関する情報はいろいろありますが、赤ちゃんの洗顔を手伝って欲しい場合は「あなたが洗ってあげたら、赤ちゃんも喜ぶと思うの」と言う頼みかたが一番効果的だと思います。特に赤ちゃんが女の子の場合は有効な伝え方です。自分の子供がかわいくないと言う人でない限り、だいたいのお父さんは娘に対して株を上げたいと思っているものです。「私が洗うと嫌がっちゃって。あなたなら上手そうだから助けて」と言うのもよいでしょう。
夫と言えどもあなたとは別の人ですから、協力してくれたとしてもあなたが思っているのと多少違うかもしれません。どうしてもやってはいけないことでなければ多少のことは見逃して、協力してくれたことに感謝しましょう。ここで「父親なのだから子供の面倒を見るのは当たり前」と言う正論を持ち出すと、あまりよい結果にならないことが多いからです。
例えば泡がきちんとすすぎ切れていないなど、見逃すことでよくないことが起こる可能性があるときは、「生え際の泡をもう少し拭いてあげてくれる?」と礼節を持って穏やかに伝えましょう。そしてご主人が要望に応えてくれたら必ず「有り難う」と言いましょう。
協力してもらった後のフォローも忘れずに
やって当たり前のこととは言え、普段赤ちゃんの世話をしていないご主人の場合は顔を洗ってあげただけでも本人の中では大仕事をした気分になっています。赤ちゃんの沐浴が終わってひと段落したときにでも「手伝ってくれて助かった」と言うことをきちんと伝えるようにしましょう。男性は社会生活の中で自分の能力の高低に意識が向くことが多いので、「1人でやるときよりスムーズだった」と言っても喜びます。
ご主人へのフォローのポイントは「感謝の気持ちを伝える」「ご主人の存在価値や能力を認める言葉をかけてあげる」ことです。赤ちゃんが機嫌よく沐浴できていたなら、赤ちゃんが喜んでいたことも改めて共有するとよいでしょう。
そして忘れてはならないのはリピートオーダーです。「あなたも疲れているのに申し訳ないけれど、またお願いしてもいい?」と次回のお願いをしておくのです。鉄は熱いうちに打てと言いますから。
ですがどうしてもご主人が忙しかったり、母子家庭などで保護者が1人で育児をしているような場合は1人で洗える方法もあります。
キレイに洗えたら保湿も忘れずに
赤ちゃんのお肌は厚さが大人の1/3程度しかないので、乾燥しやすくデリケートです。キレイに洗ったあとは保湿もしてあげましょう。オーソドックスにベビーローションを使用してもよいですし、サッパリした使用感のもので添加物が入っていない低刺激なものなら大人用の化粧水などを使ってもOKです。
メルラインも大人用のオールインワンジェルですが、ローションのように垂れないので活発な赤ちゃんにも手早く塗れておすすめです。
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