水泳ダイエットとは？
水中で運動をすることでカロリーを消費するダイエット方法です。「水泳」と言う名称ではありますが、必ずしも泳がなければいけないわけではありません。水泳を含め、水の中で運動するのであれば、ただ歩くだけでもOKです。したがって、泳げない人も取り入れることができる方法です。
体調が優れないときにプールに浸かっている様子を想像してみてください。陸上で横になって休むのに比べ、ずっと体力を消耗することがわかると思います。体力を使う分、カロリーもたくさん消費します。人間にとって水中は、ただじっとしているだけでも陸上よりもカロリーを多く消費するのです。
水の抵抗力があるので、同じ動作をするにも陸上で行うよりも筋肉が鍛えられ、多くのカロリーを消費できます。また、浮力が働くので関節などにかかる負荷が少なく、膝を痛めている人や、肥満度が高く骨への負担が心配な人、高齢の人も無理なく行える方法です。
今ある脂肪を減らしながら、筋肉が多く太りにくい体を作るのに効果的なダイエット方法と言えます。痩せたい人だけでなく、筋力不足の人が体を鍛える方法としてもおすすめです。
水泳は、ウォーキングの4倍のカロリーを消費できる
カロリー消費の観点から、水泳は大変優れた運動方法です。運動によるカロリー消費量は年齢や性別などで多少違いがありますが、水中で運動をした場合、陸上で運動をするよりも4倍のカロリーを消費することができます。カロリー消費量が多いことは、脂肪を多く燃焼することとイコールです。
体重50kgの人がウォーキングを行った場合、1kmで50kcal程度しか消費されませんが、水泳なら1kmで200kcalを消費することができるのです。クロールで1時間泳いだ場合で、最大1300kcalを消費することができます。水泳ダイエットが、筋肉を落とさず健康的に、効率よくダイエットをしたい人に適した方法であることがわかりますね。
また、水中は体が冷えることも、脂肪を燃焼させるのに役立ちます。水中で冷えた体は、蓄えられた脂肪を分解してエネルギーを作ることで体温の恒常性を保つので、その分、多くの脂肪が消費されます。
おすすめは、腹筋を鍛えやすい平泳ぎ
水泳は、筋トレでは鍛えることが難しいインナーマッスルを鍛えることができます。インナーマッスルとは、体の奥のほうにある細かい筋肉のことです。関節の向きを変える・回転させる動作のときに使う筋肉で、内臓を支えているのもインナーマッスルです。
インナーマッスルの筋力が低下していると内臓を支えきれなくなるので、酷い場合は骨盤まで内臓が下がってしまい、ウエスト周りが太くなります。
特に、皮下脂肪も内臓脂肪も多くないのにお腹周りがだらしないシルエットになってしまうと言う人は、カロリーの摂り過ぎが体型の崩れの原因ではないため、食事制限によるダイエットは栄養不良に陥る可能性が高く向きません。そのような人がウエストを引き締めたい場合は、インナーマッスルを鍛えるのが効果的です。
水泳では、平泳ぎが腹筋をたくさん使うのでおすすめです。できる人はぜひ、平泳ぎを継続してみましょう。
水泳ダイエットは正しいフォームで行うことが大切
どんなに優れた運動方法であっても、フォームが乱れていると思うように効果が出ません。効率が悪いばかりか筋肉の付き方が偏るので、ダイエットの目的である「美しいプロポーション」が手に入らなくなってしまいます。
水泳ダイエットを行う場合は、正しいフォームを確認してから行うのが近道です。フォームが乱れている人は、実際に水中で行う前に床の上などで正しいフォームを練習しておくとよいでしょう。水中でウォーキングをする場合も、フォームの確認は必須です。「ダイエットをしたいから、なるべく歩くようにしています」と言う人で、「痩せない歩きかた」をしている人をよく見かけます。
背中を丸めて狭い歩幅でちょこちょこ歩いていては、筋肉があまり使われていないので非常に効率が悪いです。歩幅を大きく、足ではなく骨盤で歩くイメージで、体全体を使って元気よく歩きましょう。動画サイトなどで検索すると、正しい歩きかたを見ることができます。
ウォーキングのフォームにはモデルさんなどが行う、歩く姿の美しさを追求するタイプのものと、スニーカーのCMなどに見られる運動としての正しいフォームのものと2種類があります。ダイエットが目的であれば、後者のほうが簡単なので取り入れやすいです。
水泳ダイエットは、自分のレベルに合わせた運動方法でOK
水泳ダイエットは難しく考えず、自分の身体能力のレベルに合ったやりかたでOKです。運動が苦手な人は、お友達とおしゃべりしながらゆったり歩き続けるだけでも効果があります。泳ぎたいけれどうまく泳げないと言う人は、ビート板を使うのもおすすめです。ビート板を使ってバタ足で進んでもいいですし、クロールの動きや息継ぎを練習してもいいです。
また、運動によるダイエットは、効果が出る前に面倒になってしまって挫折しやすいデメリットがありますが、ダイエットサプリメントなどを併用すると効果が出るまでの期間を短縮できるので、飽きずに続けやすくなります。ダイエットプーアール茶も、運動と併用しながら効率よく痩せたい人にピッタリです。
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