頬のお肌が固くなっているなら、女性ホルモンが不足しているかも？
頬のニキビは、滑らかなお肌にたまに2～3個ニキビができる程度のものはチョコレートやスナック菓子を食べたときにできる場合が多いです。しかし、ニキビとニキビ跡で頬全体が赤くなり、お肌が固くなっているなら女性ホルモンの不足が原因かもしれません。
固いお肌はニキビができやすく、ニキビが治っても跡が残りやすくなってしまうのでお肌の弾力性を取り戻すことが大切です。柔らかいお肌に戻すために、まずはお肌が固くなるメカニズムを知りましょう。
お肌は乾燥すると固くなる
乾燥するとお肌は固くなります。乾燥したお肌は外部からの刺激に弱くなるため、自分を守ろうとします。乾燥したお肌は危険を感じて、自分を守るために鎧を作って固くします。この鎧は、本来垢として剥がれ落ちるはずの古い角質です。
お肌は乾燥して危険な状態になると、鎧を作るためにターンオーバーを遅らせて古い角質を溜め込むようになるのです。これが、お肌が固くなるメカニズムです。乾燥以外にも紫外線や強い摩擦でも同じようになります。
お肌が固くなるデメリット
お肌が固くなるデメリットは、手触りや見た目の悪さだけではありません。溜め込まれた古い角質が毛穴を塞いでしまうので皮脂が毛穴から出られなくなり、そこにアクネ菌が繁殖してニキビができます。ターンオーバーがゆっくりになっているのでニキビの治りが遅く、新しい皮膚細胞がなかなか生まれないのでニキビ跡も残りやすくなります。
余分な角質を溜め込んだお肌はスキンケアの成分も死んだ細胞が遮ってしまうので充分に浸透せず、お手入れの効果が出にくいのでますます乾燥しやすくなります。
お肌が乾燥する原因
お肌が乾燥する原因には「潤いを充分に与えていない」「洗顔料の洗浄力が強過ぎる」「強く擦る」「紫外線対策が不充分」、「エアコンなどで空気が乾燥している」と言ったものがあります。また女性ホルモンが不足しているときも、お肌が乾燥しやすくなります。
頬のお肌が固くなってニキビができる人の場合は、女性ホルモンの不足が乾燥の原因になっているケースが多いです。柔らかくニキビができないお肌にするには、女性ホルモンの分泌を促してお肌本来の潤いを取り戻すことが大切です。
女性ホルモンを増やすには？
まず女性ホルモンが不足する原因を見てみましょう。女性ホルモンが不足すると言うことは、ホルモンバランスの調節が上手くできていないと言うことです。ホルモンの調節機能は「不規則な生活」「精神的なストレス」で乱れます。ホルモンバランスの不調が長期に渡ればニキビだけでなく、婦人科系の疾患などの原因にもなるので早めの改善が必要です。
女性ホルモンを充分に分泌させるには「良質な睡眠」「栄養バランスのよい食事」「適度な運動」「ストレスに対応できる自分を作る」ことが大切です。しかし忙しい現代人は、これらの項目をすべてこなすのが難しい人も多いです。各項目について取り掛かりやすいように説明しますので、自分が難しいと思う項目を読んでみてください。
良質な睡眠
熟睡している間に自律神経が調整されて成長ホルモンが分泌し、細胞の新陳代謝を促します。女性ホルモンの調整にも有効です。もっとも成長ホルモンが出やすいゴールデンタイムは22時～2時なので、この時間帯に熟睡できるのがベストです。ですが他の時間帯でも入眠後3時間くらいは、きちんと熟睡できていれば成長ホルモンが分泌されます。
ゴールデンタイムに眠るのが難しい人も、しっかり熟睡できていれば時間帯は何時でもOKです。むしろ何時に眠ったかよりも、よく眠れたかどうかのほうが重要です。睡眠時間の長さも、深い眠りが取れていて寝起きがスッキリしているなら3時間で充分です。
熟睡できない場合は？
不眠症や、そこまででなくても上手く眠れない人もたくさんいます。良質な睡眠を促すための方法もいろいろありますが、それらを試しても眠れない人は無理に眠らなくて構いません。その代り食生活に気をつけて、運動不足もある人は毎日10分でも15分でもよいので体を動かすようにしましょう。
人間は毎日眠らなければいけないように思われているので、眠れないと強迫観念的な思いに捉われがちです。ですが睡眠は義務ではありません。拷問などで眠らないよう強制されているのでない限り、眠らないせいで死ぬこともありません。どんなに眠れない人でも、限界になる前に自動的に眠るように体はできています。
活動量が少ない人だと、体が頻繁には睡眠を必要としていない場合もあります。眠る時間になってもそれほど眠くなく疲れていなければ、そのまま起きて活動を続けて構いません。眠気がなくても体が疲れている場合は、しばらく横になって骨や筋肉を休めます。そして体が回復したら起きて構いません。眠れないけれど多少眠気があるときは、目が疲れているときです。少し横になってスッキリするまで目を閉じましょう。
栄養バランスのよい食事
自炊をしない人だとハードルの高い項目です。穀物・肉・魚・卵は外食やコンビニ食でも割と摂りやすいので、それ以外について意識して摂る必要があります。これも苦手な人が完璧にやろうと思うとハードルが高過ぎて、かえってできなくなってしまいます。
特に料理のやり方が分からない人や、やり方は知っていても忙しくて時間がまったく取れない人、賃貸住宅などで調理をするスペースがない人は困ると思います。そう言う人がどうすれば食生活を改善できるかご紹介しますので、参考にしてください。もう少し頑張れる人は、自分ができそうなことを足してやってみましょう。
お惣菜や温めるだけのもので工夫しよう
コンビニやスーパーのお惣菜を利用すればOKです。お惣菜のサラダや煮物、炒め物などでよいので毎日1品は野菜のメニューを取り入れます。納豆や冷奴、枝豆でもいいです。枝豆は冷凍のものも売っているので、常備しておくこともできます。豆腐とサラダを買ってきて豆腐サラダにしてもいいです。煮物なども小袋に入った、保存の利くものも売っています。
電子レンジがあるなら、冷凍の西洋野菜ミックスも便利です。器に入れて、パッケージに書いてある時間を目安に温めてドレッシングをかければ温野菜サラダになります。冷凍シーフードを足すとボリュームが出て栄養の種類も増えます。熱湯で葛きりや春雨を煮て足しても合います。
食事量が多過ぎる人や肥満傾向のある人は、食事のときにスープも飲みます。お湯を注ぐだけのインスタントのもので構いません。電気ケトルがあると簡単で続けやすいので、持っていない人は用意しましょう。安いもので充分です。
おやつ・軽食
ヨーグルトやドライフルーツ、トコロテン、野菜ジュースや牛乳なども取り入れてみましょう。スナック類やチョコレート、揚げ物やジャンクフードなどニキビによくないものが好きな人は、それらの量を減らします。完全にカットできればベストですが、あとになって反動でたくさん食べてしまいそうなら量を控えます。
完璧な食生活ではありませんが、ひとまずこれでOKです。
適度な運動
定期的にジムに通うなど、生活の中に運動を取り入れられている人はそれを継続しましょう。運動が苦手な人や嫌いな人、体に不具合があって運動をしにくい人は自分ができる範囲で体を動かします。まったくやらないよりはずっといいので、ひとまずそれでよしとしましょう。
比較的取り入れやすいのは、短時間の散歩と軽いストレッチです。まったく運動をしていない人の場合は、毎日10分でよいので散歩をしてみましょう。体力のない人は、最初は自由にゆっくり歩いてOKです。慣れてきたら、背筋を伸ばして歩幅を広くしてスタスタ歩きます。
そして朝起きたときや、気がついたときに手を上に上げて全身を大きく伸ばします。運動不足の人はふくらはぎをつりやすいので、足の筋は慎重にゆっくり伸ばします。
ストレスに対応できる自分を作る
仕事や対人関係など、ストレスの外的要因をなくそうと思うとほぼ無理です。それに鬱病などで極端に弱っている場合を除いては、ストレスから逃げる方法は自分にとってもよくありません。一時的に逃げても、同様のストレスにさらされるたびに苦しみ続けることになるからです。
ストレスを感じやすい人は、「余計な情報に振り回されてしまう」「物事を深刻に考えてしまう」傾向が見られます。軽薄過ぎるのはよくありませんが、元気にたくましく生きていくにはある程度の軽さも必要なのです。そして何でも深刻に考えてストレスを溜めこむ人よりも、多少軽くても元気でたくましい人のほうが世の中の役に立ちます。元気な人は、自分と他人、社会のために積極的に行動することができるからです。
ストレスを感じやすい人にとって、ストレスに鈍くなることはとても難しいことに感じるでしょう。しかしこれも他の項目と同じで、一度に全部できるようにならなくてOKです。簡単なことから少しずつ取り掛かりましょう。
朝テレビをつけるのをやめよう
朝出かける前にテレビをつける習慣のある人は、テレビをつけるのをやめてください。楽しい話題ばかりの番組ならよいですが、朝のテレビ番組はたいてい放火や殺人などのニュースも混ざっています。そう言うニュースを聞いて「よし、今日も頑張るぞ！」と前向きな気持ちにはあまりなりませんよね。株価情報なども、あまりウキウキした気持ちにはなりません。
世の中で何が起きているか把握しておくことは必要ですが、何も朝っぱらから詳しく知らなくてもよいのです。テレビの場合はアナウンサーの深刻な口調も気分を重くさせるので、精神的にデリケートな人にはよくありません。テレビ局やアナウンサーにも社会的立場がありますし全く報道されないのも困るので仕方ありませんが、ネガティブな方向に引きずられる情報は自分でカットしましょう。
時間を知るためにテレビをつけている人も多いと思います。そう言う人は携帯やスマートフォンのアラームで代用できます。アラームの音は自分でいろいろ選べるので、気分が明るくなるようなものを選んで設定します。とりあえずは1日の最初だけでよいので、楽しいことに目を向けて気持ちを明るくするようにしましょう。
生活改善はゆっくり、当面の女性ホルモンは外から補えばOK
ホルモンの調子を整えようと思うと生活を大幅に見直さなければならない場合が多く、最初から完璧にやろうとすると非常に難しいです。実際にチャレンジして挫折した経験のある人も多いでしょう。すぐに全部の生活習慣を直せればベストですが、難しい場合はできることから少しずつ取り組み、時間をかけてできることを増やしていくようにしましょう。目標を高く設定してまったくできないよりは、ホルモンの状態も少しずつ改善します。
体調が整うまで、今必要な女性ホルモンは外から足してしまいましょう。一般的に女性ホルモンと呼ばれるものは、正確にはエストロゲンと言います。エストロゲンをすぐにたくさん分泌できるようになるのは難しいですが、大豆に含まれるイソフラボンと言う成分も、エストロゲンと似た働きをしてくれます。豆乳や納豆、豆腐などの大豆製品を摂ることで摂取できます。大豆イソフラボンのサプリメントもあるので、取り入れてみるとよいでしょう。
充分な保湿も忘れずに
乾燥して固くなったお肌を柔らかくするには、充分な保湿も重要です。特に水分はしっかり補います。水分たっぷりのパックも有効です。シートタイプのパックも手軽ですが、ジェルクリームをたっぷり塗ってパック代わりにするのもおすすめです。放置し過ぎて乾く心配がないので、塗ったまま寝てしまってもOKです。
メルラインも乾燥しやすいニキビ肌のためのオールインワンジェルです。保湿ケアとニキビケアに加え、美白やエイジングケアも同時に行えるので便利です。
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