顔にきびができる原因と種類
顔にきびができやすい肌質のようで、20代の頃からずっと悩まされていました。
生活や仕事などでストレスがたまったり、忙しくて外食が続いたりすると、すぐ顔にきびが現れます。
できる場所は、あごや鼻、おでこなどの広い場所もあれば、眉間にきびもできます。他にも、頭皮や、背中に現れることもあります。
にきびができると、長い時間鏡とにらめっこして、その都度市販の薬を塗ったり、他の人から良いよと言われたり、噂に聞いたいろいろな民間療法などを試してみました。
繰り返し現れるにきびを根本的から治すには、もっとにきびについて詳しく知っておくことが必要ではないかとと思い、いろいろと調べてみました。
顔にきびの種類
同じように見える顔にきびですが、いくつかの種類に分けることができます。
白にきび、赤にきび、黄にきび、そして紫にきびの順番でだんだん状態が悪くなっていきます。
白にきびと黒にきび
にきびができた最初の段階はコメド、もしくは面皰(めんぽう)といわれています。
毛穴に皮脂や角質が混ざり合った、脂肪分の塊のような物質が詰まり、毛穴がふさがって、蓋をされているようになって、毛穴が皮脂で膨らんでしまっているという状態が白にきびです。
白にきびが少し進行して、毛穴が開いてしまい、中の皮脂の塊が空気に触れて、酸化して黒っぽく見えている状態が、黒にきびです。
白にきびと黒にきびができる原因
白にきびが起こる原因は大きく2つあります。1つ目は、皮膚が本来持っているターンオーバーの機能が弱くなってしまうことです。
お化粧は、皮膚をふさぐものですので、クレンジングがきちんとできていないと、汚れとなり毛穴をふさぎ、にきびの原因となります。
もう1つは、皮脂が必要以上に多く分泌されることによって起こります。
不規則な食生活を送ったり、ストレスなどでホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンの量が多くなり、皮脂が過剰に分泌されるようになり、毛穴に皮脂がつまりやすくなります。また、皮膚の乾燥もにきびの原因と考えられています。
白にきびと黒にきびは、まだ初期の段階なので、洗顔を丁寧に行うだけでも、顔にきびの状態を改善することができます。
炎症を起こしていないため、芯と呼ばれる毛穴の部分を専用の道具を使って取り出すことでも、悪化を防ぐことができます。
要注意の赤にきび
白にきびと黒にきびの段階がもっと進行すると、赤にきびと呼ばれる段階になります。炎症を起こしているので赤くなります。広がりやすくなり、外から見るとかなり目立ってしまいます。
赤にきびの原因
赤にきびは、アクネ菌と呼ばれる皮膚の中の菌が関係しています。
アクネ菌は常在菌と呼ばれる菌で、存在していても身体に悪い影響はありません。それどころか普段は他の悪い菌を抑える良い役割をはたしています。
しかし増えすぎると、肌にとって悪い菌となってしまうのです。アクネ菌は、皮脂が多い場所を好むため、ふさがれた毛穴の中で急激に増加します。
増えたアクネ菌を攻撃するために、血液の中の白血球が増え、毛穴の周りが炎症を起こします。
赤にきびができてしまったら、手などで直接触るのは避け、市販のにきび治療薬を塗るなど、できるだけ早めのケアが必要となります。
要受診の黄にきびと紫にきび
赤にきびがもっと進行すると、黄にきびと、紫にきびという状態になります。
黄にきびは、毛穴の奥で化膿が起こった、膿疱(のうほう)と呼ばれる状態です。黄にきびがさらに進行すると、炎症部分が広がり皮膚の下に膿や血の塊ができて腫れあがったようになります。
この段階になると市販薬ではなく、皮膚科の病院を受診することがおすすめです。化膿をすると炎症が治まっても、皮膚にデコボコとしたクレーターのような痕が残ることが多くなりますので、早い治療が望ましいです。
繰り返すにきびとは
赤にきびにより進行した状態になると、治った後も同じ場所にできることが多くなります。
一見すると治っているように見えても、一度乱れてしまったターンオーバーの機能はまだ回復しきっていません。赤にきびができた毛穴の奥には、他の場所よりもアクネ菌が多く存在しているので、何度も繰り返しできるのです。
にきびを予防するためには
にきびに悩んでいるうちに、顔にきびができない、特に赤にきびまで進行しないように気を付けることが重要だということに気が付きました。
日頃行っているメイクは、なるべく厚く塗らないように気を付けたり、帰ったらクレンジングで丁寧に落とすように心がけています。
また、乾燥肌が良くないということで、部屋の加湿は必ずするようにこころがけ、肌には毎日何回も保湿剤を塗るなどしています。
にきびを見ると、つい潰してしまいそうになりますが、触らないように我慢しています。
また、食生活も見直すようにしました。なるべく規則的に食事をとるようにしました。その中でもビタミンB群と呼ばれるビタミンB1、B2、B6などと、ビタミンC多く含まれている食材を多めに摂っています。
特に、ビタミンB2とビタミンB6は、肌のターンオーバーを促し、再生する力がアップするといわれているので、積極的に摂っています。
具体的には卵や、鶏レバー、納豆や魚などです。なんとなく足りていないかなと思った時にはドリンク剤や、サプリメントを飲むようにしていると、顔にきびが出ることがだいぶ少なくなってきました。
今後もできるかぎり、肌に良い生活を送りたいと思っています。
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