ニキビができる＝オイリー肌とは限らない
痛く腫れるタイプの鼻ニキビができる場合は、オイリー肌向けの一般的なニキビ対策で問題ありません。しかし、白ニキビやお肌の炎症を伴わない黒ニキビができる場合は、お肌の乾燥が原因になっている可能性があります。
乾燥しているお肌とは、水分が足りていないお肌です。どんなに脂っぽくても、水分が足りていなければお肌は乾燥しています。以下のいずれか一つでも当てはまる人は、保湿ケアをすることでニキビが改善する可能性が高いです。
- 日焼けをしていないのに鼻の頭の皮が剥ける
- 日焼け止めや化粧下地、ファンデーションを塗るときに鼻の頭の薄皮に引っかかってムラになりやすい
- 鼻の頭の表面が、角栓や角質でザラザラしている
- びっしり詰まった角栓の上に薄皮がかぶっている
- お肌を乾燥させるタイプのニキビケアを行っていたことがある
- 鼻風邪や鼻炎などのとき、ティッシュで鼻をかむとすぐに鼻の頭がヒリヒリしたり皮が剥けたりする（半日以内にこの症状が出るなら、水分不足と判断して間違いありません）
乾燥しているお肌もニキビができやすい
意外かもしれませんが、お肌の乾燥もニキビの原因になります。特に、皮脂が多く水分が足りないインナードライ肌の人は注意が必要です。インナードライの人は皮脂は多いので自分のお肌が乾燥していることを自覚しにくく、保湿ケアの必要性を感じにくいので乾燥が進行してしまうケースも多いです。
お肌は乾燥するとパワーが落ち、外部からの刺激に弱くなります。パワーが落ちて弱っているお肌は充分に機能することができず、新しい細胞をスムーズに作ることができません。新陳代謝が滞るので余分なものを排出する力が衰え、本来垢として剥がれ落ちるはずの余分な角質が肌表面に溜まりやすくなります。
溜まった角質が毛穴を塞ぐので皮脂も外に出ることができず、毛穴の中に溜まってしまいます。お肌が弱っているのでアクネ菌など雑菌への抵抗力も衰えており、毛穴に溜まった皮脂に雑菌が繁殖してニキビになってしまうのです。慢性的に皮脂が毛穴に溜まったままになるので、角栓もできやすくなります。
保湿ケアの方法
上記のチェック項目が一つでも当てはまるのなら、お肌に充分な水分を与えることが重要です。化粧水などでしっかりと水分を補ったら、補った水分が蒸発しないようクリームなどを塗り、油分でフタをします。
「ニキビに油を塗って大丈夫？」と思うかもしれませんが、乾燥がニキビの原因になっている人の場合は油分の多いクリームをたっぷり塗ることで毛穴が引き締まり、ニキビができにくくなるケースも非常に多いです。鼻の頭の角栓もできにくくなり、皮脂分泌も少なくなります。
化粧水の代わりにメルラインを使えば、ジェルタイプなのでたっぷり塗って保湿パックとしても使うことができます。
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