「生まれつき薄い眉毛は、体質だから太くするのは無理」「抜いて生えてこなくなった眉毛は毛根が死んじゃっているから、何をしても生えない」と諦めていませんか?実はこれらは大きな誤解です。眉毛は適切なケアを行えば発毛・育毛が充分可能で、ケアに成功している人もたくさんいます。
今回は美眉に効果のある栄養や効果の高い眉毛美容液など、眉毛を生やすのにおすすめの方法をご紹介します。
生えていない毛を生やすのは意外に簡単
あまり知られていないかもしれませんが、体毛は生えている毛を生えなくするよりも、生えていない毛を生えさせるほうがずっと簡単です。実際に「毛を生えなくさせる」目的の美容脱毛は体質によってあまり効果が出ない人がいたり、一度は無毛に近い状態になっても、何年後かに再び毛が目立つようになるケースも珍しくありません。
ですが反対に毛を生えさせることは、それほど難しくなく、特に範囲の狭い眉毛やまつ毛は増やさなければならない毛量も少ないため、ほとんどの人にケアの効果が出ています。
これは近年の研究で、体毛が生えるメカニズムが詳しく解明されたことが影響していると思われます。毛の根元を一般に毛根と呼んでいますが、毛根は役割によって複数のパーツに分かれています。
毛根の上部には毛母細胞と呼ばれる、毛のもとになる細胞があります。古い毛が寿命を終えて抜け落ちると、毛母細胞が毛根の先端にある毛乳頭まで下降します。そして毛乳頭の直下を流れる毛細血管から栄養をもらい、新しい毛として成長します。ここまで解明されたので、毛母細胞の成長を促せば発毛・育毛が可能であることもわかっています。
ちなみに逆に毛を生えなくするには、毛が生えるメカニズムがわかっても他の要因でイレギュラーな事象が発生するケースも多く、まだまだ誰でも簡単・確実に毛が生えないようにするには課題が残っている状態です。
抜いて生えなくなった眉毛も、意外に毛根は生きている
毛が生えるメカニズムはおわかりいただけたと思います。眉毛を生やす上で、毛根が生きていることが絶対条件であることも多くの方は見当がついたことでしょう。ここまでを読んで、「私の眉毛は抜いたせいで生えなくなったから、もう毛根が死んでしまって毛を生やせないのでは?」とがっかりする人もたくさんいると思います。
ですが美容脱毛の研究者が苦戦していることでわかる通り、毛根は意外にしぶとく、抜き続けて生えなくなった眉毛も毛根は生きているケースが非常に多いです。そもそも専門の機械を使っても完全な脱毛が難しいのに、素人が毛抜きで抜き続けただけで毛根が死滅することはほとんどありません。
ただ、せっかく眉毛を生やしても「ここの毛はいらない」とばかりに抜かれてしまったので、毛根がやる気をなくしてしまって毛を生やせずにいるのです。こう言う状態の毛根は今は全くの無毛状態であっても、きちんとケアしてあげれば再び元気な毛を生やすことができるようになります。
生まれつき薄い眉毛も、毛根が生きているので、適切なケアをすることで太くコシのある眉毛に生まれ変わらせ、本数を増やすことが可能です。
手っ取り早く眉毛を生やすなら、眉毛美容液が効果あり
眉毛を生やす方法で一番確実なのが、眉毛美容液です。眉毛美容液にはハリ・コシを与えるだけのものと、育毛効果があるものがあります。眉毛を生やしたい場合は育毛効果があるものを選びましょう。
商品によって配合されている有効成分が異なりますが、毛根を活性化させる成分や血流を促す成分が配合されているものが効果的です。「売れ筋眉毛美容液3選を徹底比較!気になる口コミもまとめました☆」の記事でおすすめ眉毛美容液の比較情報と口コミを掲載していますので、商品選びの参考にしてみてください。
効果・コスパのよさ・購入しやすさなど総合的に見ると、「ルチア」が特におすすめです。眉毛の育毛が一般的になってきたのはごく最近のことなので、眉毛美容液は発売されて日が浅いものが多いのですが、「ルチア」は発売から18年のロングセラー商品です。
この手の商品は効果が見られなければリピートされない=それほど数が売れないので廃番になりやすいものです。長い間販売され続けているのは、気に入って使い続ける人や他の人にすすめる人が数多くいる証拠と言え、効果が期待できます。
眉毛美容液はインターネットでしか購入できない商品もありますが、「ルチア」はインターネットだけでなく東急ハンズの店頭でも購入できるので、今すぐ使いたい人や通販が苦手な人にもおすすめです。
眉毛美容液と併用するとよい方法
眉毛美容液の使用とともに、眉毛が生えやすい環境作りも併せて行うとより効果的です。自分に必要と思われるものを取り入れてみましょう。
- バランスのよい食事
眉毛を作っているのは、食事の栄養素です。特にたんぱく質、亜鉛、ビタミンB群を意識的に摂るようにしましょう。
- マッサージ
血行がよいと、眉毛に栄養が届きやすくなります。眉毛部分の骨格に沿って、指でやさしく数回なぞります。強く擦るのは眉毛の抜け毛や、地肌のトラブルの原因になるので気をつけましょう。
- 洗顔
眉毛の毛穴がふさがっていると、毛穴の中で新しい毛が育っても外に出てくることができません。メイクや皮脂汚れをきちんと落とすようにしましょう。
- ホルモンバランスを整える
体毛はホルモンの影響を受けやすいため、ホルモンバランスの乱れも薄眉の原因になります。なるべく規則正しい生活を心がけ、ストレスを溜めないように気持ちをコントロールしましょう。生活習慣の見直しで改善しない場合は、健康のためにも医師に相談すると安心です。病院でのホルモン治療には、漢方薬、低用量ピルの処方が代表的で、更年期以降の場合はホルモン補充療法が有効な場合もあります。症状や体質によっては、大豆イソフラボンやチェストツリーなどのサプリメントで改善することもあります。ホルモンバランスに作用する成分が配合されているサプリメントと低用量ピルは作用が重複するため、併用はNGです。
- 甲状腺疾患
甲状腺の疾患が原因で眉毛が抜けることがあります。この場合は根本原因の疾患自体を改善させないと眉毛を生やすのが困難です。特に眉毛の外側1/3~1/2辺りの部分で、何もしないのに脱毛が起こる場合は甲状腺に何らかの異常がある可能性があります。重篤な病気の場合もあるので、早めに医師の診察を受けましょう。
- 緑内障の点眼薬
推測ではありますが、緑内障の点眼薬を塗っても眉毛が生える可能性があります。緑内障を患っている人は、目の周辺の点眼薬が垂れる部分の産毛が濃くなる傾向があるからです。まつ毛用の育毛剤で、緑内障の点眼薬と同じ成分が処方されているものもあります。ただし製薬メーカーや医師が推奨している使用方法ではないため、試す場合は自己責任で行ってください。
まとめ
いかがでしたか?眉毛を生やすのに有効な方法はいろいろあり、特に眉毛美容液を使用している人はほとんどが眉毛を増やすことに成功しています。諦める前に、まずは試してみてくださいね。
ただし毛根が活動し始めてから眉毛が生えてくるまでには、多少期間がかかります。早い人だと眉毛美容液の使用開始から1週間以内に産毛が生えてくることもありますが、効果が見られるまでに2~3ヶ月はかかるのが一般的です。
それでもダイエットに比べれば短期間で効果を実感できますし、ほとんど誰にでも効果が見られます。3ヶ月くらい使い続けて変化が見られない場合は、他の商品に切り替えて様子を見てみましょう。
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