BAND-MAID「What is justice?」歌詞の意味と考察|“正義とは何か?戦う者が己に問う、痛みと抗いのロックアンセム”
1. 楽曲の背景
- アーティスト:BAND‑MAID(作詞:KOBATO、作曲/編曲:BAND‑MAID)
- 楽曲名:「What is justice?」
- タイアップ:TVアニメ『桃太郎 潰偽鬼』/“TOUGEN ANKI”第2期エンディングテーマに起用されました。
(OWLDB, AeschTunes) - リリース日:2025年7月18日 配信シングルとしてリリース。音と拳を握るハードロック調のエネルギッシュな曲です。
(OWLDB, AeschTunes)
2. 歌詞の世界を紐解く
境界を越えて、自分の正義を問う
BAND‑MAIDの歌詞では、境界(ライン)を「越えてしまった」ことへの後悔と覚悟が交錯します。「正義とは何か?」は哲学的な問いであり、「既に後戻りはできない」状況での葛藤を描いています。
正義を信じること、それが嘘になる強さ
「正しさを信じ 嘘を飲もうとしてる」
(OWLDB)
理想(正義)を信じるがゆえに、嘘までも抱え込む覚悟を示す表現です。時に自己矛盾の中で身動きできない強さが、“正義”の背後に潜む影として描かれています。
「What is justice?」という問いを繰り返して
「What is justice? わからなくて…書き消した Just to be myself」
(Reddit)
“Justiceって何だ?”という問いに明快な答えは出ない。だから一度書いて消す――自己の存在を再構築するために、正義という言葉すら塗り替える覚悟が込められています。
ドクドク(毒毒)の血/力のメタファー
「ドクドク 鼓動をたぎらせろ」
(Reddit)
“どくどく”には「血が流れる」「毒のような激しさ」の二重の意味が込められているそう。これはアニメに登場する鬼の血と力、そして内部の渦巻く情動を重ねた象徴だと解釈できます。
3. アニメ『TOUGEN ANKI』とのシンクロ
歌詞は、「桃太郎」が鬼と戦う中で感じる痛みと正義のすれ違いを描いたストーリーと完全にリンクしています。
KOBATOさん自身も「正義とは何か?」という主人公・桃太郎の葛藤を描きたかったと明かしており、曲のサビでこの不確かさを反復する構造に込めた思いも強いです。
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4. 音楽性とリスナーへの力強さ
音としては、かつてないストレートなJ‑ROCKスタイル。勢いあるリフに加えて、Saiki(サイキ)のボーカルは熱量たっぷりで、聴く人の胸を打ちます。
リスナーの中にも「ヘッドバンギングしたくなる」「気持ちが揺さぶられた」との声多数。
(AeschTunes, Reddit)
5. まとめ:正義とは“痛みに耐える者の問い”
**BAND-MAID「What is justice?」**は…
- 境界を越えた先に、生まれる自己の問い。正義とは、答えを求める旅である。
- 信じたものが嘘に変わっても、“自分でい続ける”覚悟を描いた歌。
- アニメキャラの葛藤とリアルタイムで共振しながら聴ける、魂のロックアンセム。
あなたにとっての “What is justice?” は?
誰かを守るために闘った結果、自分が壊れてしまいそうでも、それでも「正義だ」と信じた気持ち。
この曲を聴けば、その瞬間の“痛み”と“覚悟”が必ず胸に迫ってくるはず。
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