水樹奈々「Justice to Believe」歌詞の意味と考察|“信じる正義と揺るがぬ心の戦いの歌”
1. 曲の概要
「Justice to Believe」は2006年11月にリリースされた水樹奈々のシングル。
作詞:水樹奈々、作曲:上松範康(Elements Garden)。
PS2ゲーム『WILD ARMS the Vth Vanguard(ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード)』のオープニングテーマとして書き下ろされ、壮大なオーケストレーションと重厚なロックサウンドが融合したシンフォニックロック楽曲。
「ETERNAL BLAZE」でアニソン界のトップに躍り出た奈々さんが、さらにスケールを広げ、**「正義」「信念」「戦う心」**をテーマに表現した代表的ナンバーです。
2. 歌詞引用と考察
2-1. 正義を信じ抜く意志
「Justice to believe… 心に宿る光」
タイトルにもある「Justice to Believe」とは“信じるべき正義”。
自分の中に宿る光を疑わず、戦い続けることを誓う言葉です。
つまりこれは、揺らぎそうな心に再び炎をともすフレーズなんです。
2-2. 苦悩の中での選択
「涙で滲んだ未来を この手で掴みたい」
戦いの中で、正義の名のもとに傷つけることもある。
それでも前へ進むために、涙を抱えたまま未来を選ぶ。
ここには 「傷つきながらも信じ抜く」強さと弱さ が込められています。
2-3. 光と闇の狭間で
「闇を裂いて進む」
歌詞全体では「光」「闇」という対比が繰り返されます。
これは単なる勧善懲悪ではなく、自分の中の葛藤や矛盾と戦う姿を描いている。
“敵”だけでなく“自分”とも戦う普遍的なメッセージがここにあります。
2-4. 奈々さん自身の決意
水樹奈々が自作詞で描いた「Justice to Believe」には、彼女自身の姿も重なります。
- 声優と歌手、二つの道を全力で走る自分
- ファンや仲間を守りたい気持ち
- 不安や迷いを抱えながらも「信じる正義」を貫く決意
これはまさに奈々さん自身の アーティストとしての宣言 でもあるんです。
3. タイトル「Justice to Believe」の意味
直訳すると「信じるべき正義」。
- 外から与えられるものではなく、自分で選び取るもの
- 完全無欠の正義ではなく、揺らぎながらも信じ続ける意志
- 人を導き、守るために心に宿る光
つまりタイトルは、**「正義とは信じ抜く心そのもの」**だと定義しているんです。
4. サウンドの特徴
- シンフォニックとロックの融合
- オーケストラの壮大さとギターの重厚感
- 奈々さんの伸びやかなハイトーンと力強い表現力
ゲームの世界観(西部劇×未来×戦い)とリンクしながら、楽曲単体でも大きなスケール感を持つ仕上がりになっています。
5. この曲が響く理由
- 正義と信念という普遍的テーマ
時代や作品を超えて共感できる。 - 苦悩を抱えたリアルさ
単純な「勝利の歌」ではなく、涙や痛みも描かれるからこそ深い。 - 奈々さん自身のメッセージ
アーティストとしての決意表明が聴く人に届く。 - サウンドの壮大さ
オーケストラとロックの融合が、まるで映画音楽のように胸を震わせる。
6. まとめ
水樹奈々「Justice to Believe」は、
- 信じるべき正義を貫く決意を描いたシンフォニックロック
- 涙や苦悩を抱えながらも光を選び取る強さを歌った歌詞
- 『ワイルドアームズ』の世界観と完全にシンクロした主題歌
- 奈々さん自身のアーティスト人生の宣言としても響く一曲
を持つ楽曲です。
「Justice to Believe」とは、外から与えられるものではなく、自分の心の中で育てる正義。
だからこの曲は、作品を知らなくても聴く人の胸に“戦う勇気”をくれるのです。
👉 あなたにとっての“Justice to Believe”は?
守りたい人、大切な夢、絶対に曲げられない想い…。
この曲を聴けば、その信念が再び輝き出すはずです。
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